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今日は、新宿大久保で行われている、
「軍艦マンション再出航イベント」へ行ってきた。
軍艦マンションとは。。。
名称:第3スカイビル(鉄のマンション)
通称:軍艦マンション
竣工:1970年
建築家、渡邊洋治氏の代表作として今も残る第3スカイビルは、
1970年に竣工した地上14階、地下1階建ての建物。
事務所と共同住宅で構成された建物は、渡邊建築事務所、丸運建設によって建設された。
シルバーに塗られた躯体、横起きされた給水塔、ユニット枯れた各室など、
軍艦をモチーフとしたデザインが施され、俗に軍艦マンションと呼ばれている。
狂気の建築家、異端の建築家と呼ばれていた渡邊氏は、陸軍船舶兵出身という経歴をもち、
その影響がうかがえる独特のデザインの建築物をいくつも手掛けた。
軍艦マンションという通称を持つ第3スカイビルは、その中の代表ともいわれる建物である。
(イベントHPより)
で、この軍艦マンションがこの度、
オフィス、SOHO、シェアハウス、という3つの形でリノベーションされ、再生した。
その「再出航」のこけら落としとして、
様々なアーチストの作品とともに見学会が開かれたわけです。
僕はこのマンションの存在を、今回初めて知った。
事前の下勉強の中では「いかついなぁ」という印象を持ってたけど、
実際行ってみると、思いのほか風景に馴染んでいた。
確かに造形は厳めしくて、無機的でも有機的でもない、コワモテ。
「丸腰じゃ東京都心には住めないよ」とでも言うような、重量級に武装されたお姿。
だけど、歌舞伎町にほど近い大久保の猥雑な生々しい都市活動も、その風景も、
同じくらい重量級なのだ。
だから、軍艦マンションというよりも、
巨大な軍艦のど真ん中に立つマストのような、そんな佇まいだった。
屋上に建ってみても、そんな印象。
今こうして書きながら、写真を改めて見ながら気付いたけど、
この建物は、
「たくさんの住戸が納まった一つの箱」としてではなく、
「各々の個別の住宅が寄り添った集合体」としてつくられている。
その意図は外観にそのまま(というより力づくで)現れている。
そういう意味では屋上からの眼下の風景と同じ成り立ちをしていて、
だからこそ、この場所にしっくり馴染んでるのかもしれない。
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先日、ハ会2010の総集編に参加してきた。
ハ会とは何かというと、
「...建築・不動産を中心とする住宅業界の有志による、
ニッポンの住宅を考える業界横断プロジェクト」(ハ会HPより)
「どんどん作って、どんどん売って、どんどん壊して、また建てる」というサイクルを、
日本はまだ続けようとしている。
というより、そのサイクルで建設・不動産・経済・金融・税制等々がまわり続けてるから、
そんな簡単には抜け出せない。
だけどそのまま続けていけないことを、実はみんななんとなく気付き始めてる。
だからちゃんと考えてちゃんと行動しよう、そんな集まり。
総集編の最後では、
国交省の「住生活基本計画(全国計画)の変更(案)」に対するパブリックコメントを、
会場から送信して終了した。
ハ会のホームページでは、これまでのシンポジウムのUstream中継や、
プレゼンターの参考資料など、豊富なソースを見ることができます。
建築・不動産関係の人は、このハ会の視点を持たずに仕事をしてはいけないと思う。
肯定も否定もしなくても、現状と未来に対しての認識を持たなきゃいけない。
(Top画像はハ会HPより)
ハ会2010HP
ハ会Library
ハ会Ustream
ハ会twitterアカウント @hakai2010
気付いたら一ヶ月以上もブログを書いてなかった。
気付いてたけど。
超絶な忙しさは何とか普通の忙しさに落ち着いた。
福井で計画中の介護施設は、あともうひと踏ん張りで着工に至れそう。
海老名で工事が進行中のダイニングバーは、空間が見えてきた。
12月頭に開催予定のワークショップは、企画がほぼまとまった。
こちらは近日中にこのブログでお知らせします。
今日は前回の記事で書いた、閉店(?)した銭湯の写真を何枚かご紹介。
最終日の営業後、写真を撮らせて欲しいと申し出たら、
快く入れてくれ、いろんな話を聞かせてくれた。
20代の時に夫婦でこの銭湯を開いたこと。
当時の賑わい。
この50年間、一度も連休というものが無かったこと。
だから泊まりの旅行に夫婦でいったことがないこと。
閉店から一ヶ月、旅行行ったかなあ。









気付いてたけど。
超絶な忙しさは何とか普通の忙しさに落ち着いた。
福井で計画中の介護施設は、あともうひと踏ん張りで着工に至れそう。
海老名で工事が進行中のダイニングバーは、空間が見えてきた。
12月頭に開催予定のワークショップは、企画がほぼまとまった。
こちらは近日中にこのブログでお知らせします。
今日は前回の記事で書いた、閉店(?)した銭湯の写真を何枚かご紹介。
最終日の営業後、写真を撮らせて欲しいと申し出たら、
快く入れてくれ、いろんな話を聞かせてくれた。
20代の時に夫婦でこの銭湯を開いたこと。
当時の賑わい。
この50年間、一度も連休というものが無かったこと。
だから泊まりの旅行に夫婦でいったことがないこと。
閉店から一ヶ月、旅行行ったかなあ。
このブログに何度か登場した、僕の家のお向かいの銭湯「第一宝湯」が、
今日付けで閉業した。
ほんと寂しい。
別に毎日のように通ったわけじゃないけど、一年に何回かしか行かなかったけど。
53年間、荻窪で近所の人達や銭湯ファンを温めてきたけど、
設備の老朽化が限界に来たのを機会に、
区切りをつけることに決めたそう。
てことで今日は、ちょっと無理して仕事を早めに切り上げ、
名残を惜しみに行った。
そしたらすごい賑わい。
みんな名残惜しく、最終日のお湯を楽しんでた。
唐破風の玄関の下で談笑してる人。
脱衣場で見上げて初めて気付いたんだけど、すごく立派な折上格天井だった。
番台には、たれサン+パンチパーマ(前髪に緑のメッシュ)のおばさん。
洗い場には、オーソドックスな富士山+海岸のペンキ絵。
あーいいなー、ってしみじみして、
これ出たらもう入ることはないんだな、って思うと、
なかなかお湯から上がれず、のぼせた。
おばさんから初めて閉業の話を聞いたのは一ヶ月前のこと。
やっぱりすぐ、この建物はどうなっちゃうんだろうと思った。
残って欲しいなと、どんな形でも。
なんとかしたいな、と。
で、今日もそんな気分でお湯につかってたんだけど、
ふと感じた。
別にこの銭湯の建物がどうなってもいいな、って。
語弊はあるけど、残っても、なくなっても、活かされても活されなくても。
今日集まっていたファンの人達も、番台のおばちゃんも、旦那さんも、
みんな寂しがってはいるけど、満足してるのだ。
”全うした”という感じ。
正しく全うして、静かに命を終える、というか。
そう思った時に、
別に、建物が残る残らないはどっちでもいいと思ったのだ。
そりゃ寂しいし、
記憶をたくさん蓄えた建物だし、
地域にとってアイコン的な建物だし、
なくなってしまえばもう戻らないし。
だけど、もし残るとすれば、
自然に残るべくして残るだろうし、
消えるならば、またそれも自然に消えるべくして消えるだろう、そう感じた。
だから、その自然ななりゆきを眺めていたいな、
もし不自然な何かがベクトルを傾けそうになったら、
自然な方向に戻す何か(はわからないけど)できればいいな、
そう思った。
たぶんそれは、この銭湯が、
そういう自然な生き方をしてきて正しく終わって行くからこそ持ち合わせている、
一つの力なんだと思う。
今日、閉業後にまたお邪魔して、
たくさん写真を撮ってきた。
それをまた後日アップします。
あー、でもやっぱ、寂しいなあ。
僕の大学時代の同級生、ぐっち(山口博之)が、
沖縄でオープンハウスをするそうです。
http://architecture-ici.com/news/index.html
タイミングが合えば是非訪ねてみてください。
彼は沖縄で”建築意思”という設計事務所を主宰しています。
素朴な、いい建物をつくる建築家です。
以前このブログでもちらっと紹介した京都のカレンハウスを
一緒に設計施工した3人のうちの一人です。
京都にいた僕らは今、
ぐっちは沖縄で建築を、
まさるは奈良で家具を、
僕は東京で建築をやっている。
不思議な感じ。
夏真っ盛りですな。
この時期、僕にとってエアコン対策が重要なテーマになる。
僕はアイデアを練る作業をよくカフェ(主にドトール)でやるんだけど、
エアコンがきつい!
で、どこに行くにも電車の中もエアコンがきつい!
だから真夏なのに長袖のシャツをいつもカバンに。
もっとさ、風通せばいいのに。
今日、昨年手掛けたFiGARO LCに行ったんだけど、
風が良く通るテラス席は、ほんとに気持ちがよかった。
floating point from Samuel Cockedey on Vimeo.
static : pulse from Samuel Cockedey on Vimeo.
東京のタイムラプスムービーです。
Samuel Cockedeyというフォトグラファーが撮影した作品。
都市は生物だなと感じる。
そして、昼って何だろう、夜って何だろう、って思わず考えさせられる。
たまに高層ビルの展望台から街を眺めるけど、
これって、
ふだん都市活動の一部になってる自分を、
一瞬、客観的な、俯瞰的な存在にする体験。
その感覚が、楽しくて、何だか不思議で、わくわくするんだと思う。
で僕は、少し怖くもなる。