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東京R不動産のコアメンバー3人による働き方本。
会社員とフリーランスの中間にあたる「フリーエージェント・スタイル」で仕事をすることで、
やりたいことを、好きな仲間と、おもしろく。そして、自由で、充実していて、ちゃんと稼ぐ。
この働き方に共感できる人が増えれば増えるほど、
世の中おもしろくなると思うし、
こういうスタイルをなんとなく求めていながら選択肢として持ち合わせてない人って、
たくさんいると思う。

もう一つ。
この本、装丁が面白い。
一見、表紙も帯も艶のある白一色なんだけど、
裏をめくるとそれぞれ、いわゆる蛍光グリーンと、Y100くらいの黄色。
この色が表の白からうっすら透けていて、
上品に遊んでるタダモノじゃない感じを醸し出している。

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GW頃からの写真を少し。

ヨコハマアパートメント建築系ラジオの公開収録。
ここを訪れたのは初めて。
こうやって建築が、暮らし方(特に、集まっての暮らし)のバリエーションを
もっともっと示していけるといい。
できれば収益物件で。
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御柱祭の建御柱へ。
せっかくなので、諏訪大社近所にある藤森照信「高杉庵」を見学しに。
外から眺めるだけのつもりが、何とたまたま藤森先生に遭遇。
中を見せていただけた。
夏にここで昼寝をしたら最高だと思った。
風が抜けて、蝉の声が聞こえて、草いきれに包まれて。
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その建御柱。
御柱が家々をかき分けて進む。
鉄板の屋根は、水色やエンジ色の錆止塗料で賑やかな彩り。
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最近読んで良かった本。
自然のパターンー形の形成原理」ピーター・スティーブンス/白揚社
三低主義」隈研吾+三浦展/NTT出版
日本力」松岡正剛+エバレット・ブラウン/PARCO出版
POST GLOBAL」アレクサンダー・ゲルマン/PHP研究所
ねじとねじ回し」ヴィトルト・リプチンスキ/早川書房
日本辺境論」内田樹/新潮新書
人生と仕事において知っておいてほしいこと」松下幸之助/PHP研究所
人間の建設」小林秀雄+岡潔/新潮文庫

どれも、ちゃんとレビューを書こうと思ってるのに、
なかなか筆(キーボード)が進まず。
次回寸感書こうかな。
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最近仕事が三段落くらいしたので、よく本を読む。
そしてよく本屋さんに行く。
いつも5冊くらいまとめ買いするんだけど、僕は本を読むのが遅いので、
まったく追いつかない。

で、今日本屋さんで、
とある本を手にしてそのまま夢中で読んでしまった。
それが『ダカフェ日記』。
すばらしくすばらしい。

これ、すでに随分有名みたい。
とあるパパが、愛するヨメと、愛する二人の子供と、愛する犬たちとの、
愛おしい暮しをただただ撮りためた写真集。
もとはブログなんだけど、話題になって写真集となった。
子供たちがかわいくてたまらん。
奥さんがかわいくてたまらん。
犬たちがかわいくてたまらん。
家具や、食器や、カーテンからの光や、夕陽や、
暮らしの全部がすごく愛おしい感じ。

こういうのを見るとつくづく思う、家ってものについて。
面白いプランや、クールなインテリアや、ゴテゴテの最新機能や、
スタイリッシュな演出や、そういうのはほんとはいらない。
ここにあるような暮らしをしっかり支えて、ちゃんと守って、
ちょっと世話が焼けて、ちょっとだけ刺激的で、
基本的にはそういう箱でいいのだ。

ダカフェ日記のページはこちら。見始めたら止まりません。ご注意を。
ダカフェ日記ボツ版や、ダカ家 ザ ムービー、などもあります。

上の写真は、Jack Johnsonのジャケット。
最近この人ばっかり聴いてる。
あと、ずっと好きなBen Harper
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松浦弥太郎
さんの新しい本。『あたらしいあたりまえ。
松浦さんの本は好きで、以前にもここで紹介した。
毎日のくらしの中で、あたりまえにしていることを見直したり、
あたらしいあたりまえをつくったり、してみようよっていうテーマ。
松浦さんが見つけた「あたらしいあたりまえ」がたくさん書かれています。
その中からいくつか、僕も意識していること、なるほどなって思ったものを。。。

・面倒くさいことの中にこそ、楽しさがある。
例えば料理の一手間、一駅分歩いてみる、などなど。
・2つの選択肢に悩んだら、しんどい方を選んでみる。
・手で触れる。例えば握手。握手した時の感触って、ぜったい忘れない。
・ゆっくり歩く。それだけで、時間がゆっくり流れる。
・「いま自分は穏やかか」っていつも自分に問いかけてみる。

特に最後の。
僕は常に穏やかでいたいと思ってるんだけど、一日の中で何度も問いかけてみると、
「いいえ、いま穏やかじゃありません」ってことの方が圧倒的に多い。
でもそれに気付くと、「いかんいかん、まあまあ」と穏やかになれる。

松浦さんの語ることはいつも、質素でていねいで穏やかな反面、
くらしというものに対してとてもストイックで厳格なところがある。
この本はいつにも増してストイックなムードが感じられて、
そういう点ではあまりしっくりこなかった。

下の写真は、
宮崎土産にもらった「肉巻きおにぎり」。
ごはんにも肉のダシが染み込んでて、おいしかった。
その横は、京都の自分土産、村上重のお漬け物。
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 『民藝とは何か』柳宗悦


この本、書かれたのは昭和16年です。
それを思いながら読むと、描かれる状況や筆者の危機感が、
今とそんなに変わらないことにびっくりする。

「民芸」って言葉、実はこの人がつくったものなんですね。
高級で貴族趣味の芸術品ではなくて、
民の芸術、ありふれた日用品にこそ真の美がある、と。
そこにもっとみなさん気付きなさいよ、と。

柳宗悦らの民芸運動は、
大きくは19世紀末ウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフツ」の流れの先にある。
だけど、アーツアンドクラフツが
「粗悪な大量生産品から職人手作りの工芸品へ」という運動だったのに対して、
民芸運動は、「上流階級が楽しむ美術品から民衆の日用品へ」というものだった。
再評価の対象になったものは、ほんと農家が普段ごはん食べてるお茶碗だったりするわけです。
そのお茶碗は、地元の土でつくられ、名も無い窯で焼かれ、特別でもない絵が描かれ、
そしてガンガン使われる。
そういうものこそ、風土や文化や価値観の表徴だと。

当時の状況はわからないけど、
「民芸」という言葉がここまで一般化したということは、この運動は浸透したのかな。

この本を読んですぐ、ナガオカケンメイを思い出した。
NIPPON VISION」のプロジェクトなど。
ただこれは、あくまで売り場の視点に立っていて、
地方のロングライフなモノをあるべき形で評価して売って使ってもらって、というもの。
ナガオカケンメイは個人的に大好きでここでは語れないのでまた別のところで。

だけど、ロングライフデザインを正当に評価するということを、
結局日本は民芸運動から70年経ってもできてなかったんだな。
敗戦からの復興という余裕のない状況では、そういう視点の獲得は無理だったのかもしれない。


読み物としては、終始同じ事を熱く語ってるので面白くはないけど、
こういう視点をビシッと持ちたい人にはオススメです。

虫が飛び始めました。ももや梅も、早咲きの桜も、咲いてます。
春だなー。
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すごい本を見つけた。
その名も「Temples of Knowledge - Historical Libraries of The Western World」。
Ahmet Ertug氏が撮影した、ヨーロッパ各地の美しい図書館の写真集。
全160ページ、オールハンドメイド、限定400部、お値段約80万円!

こちらがこの本のサイト。
収録された写真を高解像度で見られます。

かつて図書館というのは宮廷の施設で、
貴族や学者のためのものでした。
「知る」ことはとても贅沢な行為だったわけです。
15世紀になって印刷術というものが発明されて初めて、
本の大量生産ってものが可能になりました。
だから、それ以前に設立された図書館はこういう壮麗な空間になっている。
圧巻。

この本、ここで買えます。
買った人は、是非見せてください。

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プロフィール
HN:
寺崎 悠真
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1978/08/03
職業:
建築設計監理
趣味:
散歩
自己紹介:
一級建築士
寺崎悠真一級建築士事務所 代表
NPO地域再創生プログラム会員
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