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800px-Seibu101-263F.jpg

うちの事務所は東横線の線路沿いにある。
線路沿いというより、ほとんど線路に面している。
そして、昨年末から住み始めた日吉の家もまた、線路沿いだ。
騒音対策のために気密性の高いサッシになっていて、
家の中で電車の音を感じることはほとんどない。
ところが。
電車の音が聞こえる場所があるんですな。
それはキッチンとお風呂。
換気扇のダクトを通って、電車の音が入り込んでくる。

これがうれしい。
思えばずっと住んでいた荻窪の家は木造で、
道行く車の音や子供達の声なんかが自然に家の中に入り込んで来ていた。
日吉のこの家に引っ越してから感じていた違和感の一つはこれだった。
外界からできるだけ隔絶された住空間を求める人もいるしそれもわかるけど、
僕はやっぱりほどよく繋がっていたいし、
音もその役割を果たすんだなと。

ハウスメーカーの住宅の屋根には基本的に金属板葺きのものはない。
金属板葺きだと雨音が室内に響きやすくて、
それがクレームのもとになりかねないから。
でも僕はこれ、寂しいなと思ってて、
お客さんにはそうお話します。
雲が出てきたら部屋の光が翳る。
雨が降ってきたら頭上から屋根をたたく音が聞こえる。
そういう外の息づかいがちゃんと家に入ってこないのはもったいないと思う。

僕は普段はシャワーで済ませるんだけど、
今日は風邪気味だったのでちゃんとお湯を張って、
換気扇から聞こえる東横線の音を聞きながらゆっくりお風呂に入った。

写真は僕が好きな西武線の電車。
黄色一色でシンプルでかっこいい。
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IMG_0571.jpg

今日は梅屋敷にて開かれた、ブルースタジオのオープンハウスへ。
http://www.bluestudio.jp/news/2012/01/18120103.html
木造住宅のリノベーションと、そこに隣接して2棟の木造賃貸住宅の新築。
全部で5住戸。
そしてさらに、隣接地のマンション低層部のデザイン調整。
その全部が面するのが、中央のオープンスペース。
ここにはウッドデッキが張り巡らされていて、
住人達やご近所のコミュニティが形成される場となっている、

面白いのは、このオープンなスペースには、
実は何本もの敷地境界線や道路境界線が走ってるってこと。
そもそもそれらの線は直接的には生活やコミュニケーションには関わってこないもの。
そんなものはどんどん超えちゃおうぜ、と。

そうは言っても当然、コミュニティは住人が作らないと始まらないわけで、
まだ誰も住んでいない今日の時点では、予感が漂ってるだけ。
これから育っていくのが楽しみ。

IMG_0575.jpg
IMG_2327.jpg

今日は金沢つながりの3人で、六本木農園にて会食。
同世代の同ジャンルの仲間で金沢のこれからを語るのは楽しいし、ほっとする。
わくわくが肉付けされていく予感の「ほ」。

今日の六本木農園では、「農家Live」が開催されていました。
ツシマヤマネコ米を育てて販売している佐護ヤマネコ稲作研究会のプレゼンテーション。
ツシマヤマネコは長崎対馬の固有種であり、絶滅危惧種。
良い田んぼにはツシマヤマネコがいて、小動物や昆虫やプランクトンがいる。
ツシマヤマネコを軸に、良い田んぼとおいしいお米をつくろう、という取組み。
面白いのは、みんな対馬の外から来た「よそもの」だってこと。

帰りにツシマヤマネコ米を買おうと思ってたのに、すっかり忘れてた。
でもコースの中にあったごはんはとてもおいしかった。
main.jpg

何となくWikipediaで金沢市を調べてみた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/金沢市
面白いのは、金沢市の年齢別人口分布。
20〜40歳の人口が、全国平均を大きく上回っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Demography17201.svg
これは何でなんだろう。
特に20代の若者の多さは全国平均との違いが顕著だ。
よく見ると、70歳代の人口は全国平均を下回っている。。。

と思って、他の都市を適当に調べてみたら、
都市によってキャラがバラバラで面白い。
県庁所在地+αで調べたところ、
金沢市のように20代の若者が多いのは、
札幌市、仙台市、京都市、松山市、奈良市、岡山市、福岡市、熊本市、鹿児島市、山口市、
30代の若者が多いのは、
横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市、宇都宮市、名古屋市、広島市、
若者が少ないのは、
静岡市、長野市、高松市、富山市、福井市、前橋市、長崎市、宮崎市、秋田市、和歌山市、青森市、
例外として、那覇市は0〜20歳の人口分布が著しく多い。
ここから何が読み取れるんだろう。
一つは、20代の多い街は学術都市ということ。これは間違ってないし当たり前だ。
だけど30代が多い街にも大きな大学がたくさんある。
30代が多い街は大都市揃いだけど、20代が多い街はそうでもない。
単純な都市部一極集中、地方の空洞化、という現象ではまとめられない。
20代は学術都市で過ごして30代は大都市近郊で過ごして、
というスタイルがデータに出ているだけなのか。
これ、どこかが分析してるだろうけどなあ。いい資料ないかなあ。
20代の多い街に共通する何かがありそうな気がするんだけど。
これまで仙台市と石巻市をずっと見てきましたが、
昨日は女川町まで足を伸ばしてきました。

女川には日本有数の漁港がありましたが、
港を中心とした沿岸の風景はまさに壊滅状態。
この写真は町立病院の駐車場(海抜約18m)から街を見下ろして撮ったものですが、
僕が立っているこの場所でさえも津波に飲まれています。
下を走る車と比べると、津波の大きさがわかると思います。
IMG_0102.JPG

鉄筋コンクリートの建物さえも、横倒しになっています。
IMG_0103.JPG

本来RCの建物は、地面深くまで伸ばされていた杭がしっかり踏ん張って留まるものですが、
その杭が引きちぎられているのがわかります。
IMG_0108.JPG

この建物は何とか持ちこたえましたが、
屋上まで水に浸かっています。当然建物内には何も残ってません。
IMG_0110.JPG

地盤が沈下したため、横断歩道が海の底に沈んでいます。
そしてそこに魚がたくさん泳いでいます。
温かくて富栄養で、魚にとってはいい環境。
IMG_0095.JPG

同じく水に沈んだ案内標識。
空を指してしまっているし、指していた建物も風景も今はありません。
IMG_0107.JPG

商店街も跡形もなく消えました。
IMG_0105.JPG

建物が流されないように必死で耐えたアンカーボルト。
引きちぎれる前に土台が粉々になったんでしょう。
IMG_0106.JPG

波に飲み込まれながら壁に残った時計。
飲まれた瞬間の時間を指しています。
IMG_0050.JPG

女川が津波に飲まれる動画。
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プロフィール
HN:
寺崎 悠真
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1978/08/03
職業:
建築設計監理
趣味:
散歩
自己紹介:
一級建築士
寺崎悠真一級建築士事務所 代表
NPO地域再創生プログラム会員
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