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事務所の窓から見える景色です。
元町中華街行きが走ってます。
キャンディー工場の煙突が見えます。
線がいっぱいだなあ、この写真。
IMGP2388.JPG

いま東京大学で小さなプロジェクトを進めています。
その関係で、小さな竹材屋さんに行ってきた。
熟練の技で棕櫚縄で竹を編む手。
固い縄なのに、おじさんの指にかかると、
竹のRにしっとり巻き付いて、びしっと締まる。
かっこいい。
写真はまだゆるゆるの状態だけどさ。
IMGP2393.JPG
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なにかとバタバタで更新を怠っていました、一ヶ月あまり。
更新してなくても時々覗きにきてくれてた方々、どうもありがとう。

これまで自宅で仕事をしてたんですが、どうにも手狭でのびのび仕事できなかったので、
中目黒に事務所を構えました。
友人のデザイン事務所MOUNTとシェア。
中目黒駅から徒歩5分、目黒区役所のすぐ近くです。

築40年を超える古いビルの一室。
がらんどうの部屋を、少しずつ改装しながら仕事してます。
最近やっと事務所らしくなってきたので、
近くにお越しの際は遊びにきてください。
下の写真はもともとの状態。
内装が落ち着いたら新しい様子もアップします。
IMGP2128.JPG
小さい道路を挟んだすぐ向こうが線路で、部屋から東横線の乗客の表情が見えるような距離。
それが楽しい。
僕がすごく気に入ったのは、すぐ近所になんとキャンディー工場があること!
中目黒にキャンディー工場!
宮川製菓ってところで、創業80年の老舗らしい(今はじめて知った)。
毎日キャンディーの甘い匂いが漂う。
この前は、昼間はグレープで夕方からレモンになった。

写真をもう一枚。
仕事の関係で千葉県の成東というところに行ってきました。
総武線でずーっと行ったところ。
駅も景色もシンプルで、なんだか健康な感じがした。
素っ気なく立つ電柱がかっこいい。
IMGP2259.JPG
65bc491e.jpeg

17日、長野県は上田市のとある小さな学校でちょっとした授業をしてきました。
ここには、築60年を超えるとても素敵な古い木造校舎があります。
DSC03447.JPG
IMGP1819.JPG
IMGP1824.JPG

今、安全上問題があるこの古い校舎を耐震改修して使えるようにしつつ、
増えてきた生徒数に対応するための新教室を計画しつつ、
もっと長期的な学校全体のマスタープランを作成しています。

このプロジェクトに生徒たちにもどんどん参加してもらいたい、
ということで行ったのが今回の授業。
事前のアンケートをもとにしたこちらからの案をいくつか発表し、
それをキッカケにして「ここをこうしたい」「こんな学校にしたい」、
という意見や感想を出してもらいました。

IMGP1829.JPG
IMGP1831.JPG

驚いた、というか意外だったのが、
古い校舎の価値に対する生徒たちの認識の高さ。
一般的に、「古さの価値」というのは言葉にしにくい。
ノスタルジーという言葉に置き換えたとたん陳腐になるし、
その陳腐さを超えようとすると、一気に収益や経済効果といったドライな世界にジャンプしてしまう。
新旧の融合という段階の話になると、ますますニュアンスの共有が必要になってくる。
そういう点で、古さの価値の共有がなされてることを感じられたのは、
意外だったしとてもうれしかった。
生徒たちはこれから一週間かけて、感想をまとめて送ってくれるそう。
それをもとに、またプランを練っていく予定。

余談だけど、
授業が行われた和室では、椅子や机がこんな風に使われている。
IMGP1834.JPG

これ、畳を傷つけないように、古くなったテニスボールを足に履かせている。
すごく機能的でかわいい。
IMGP1742.JPG

夏から半年間やってきた「くしだ蔵プロジェクト」が先週末、無事に終了しました。
このブログでも何度かレクチャーの記事を書いてたプロジェクトです。

そもそもこのプロジェクトは、政府が推進する200年住宅のモデル事業として助成金を受け、
下田市のある蔵を借り、そこを使い倒そうというものでした。
(詳しいことはプロジェクトブログへ)
眠っていた古い蔵を掃除して風を入れ、街に開き、
イベントの会場として使ったり、遊んでみたり、
そこを拠点にして街の人達といろんな話をしたり。。。
そういうことが「まちの体温を上げる」きっかけになるだろう、と。

この半年の活動で、新しく見えてきたこともありました。
古い建物を、持て余して困ってる人がたくさんいる。
古い建物を、利用してみたくてもどうしたらいいかわからない人も、たくさんいる。
その両者を繋ぐシステムや人がいない。
逆に言うとそこのコネクタが機能すれば、古い建物の余生が俄然イキイキしてくる。
そしてこれは、古い建物を持て余した街自体の体温を上げることに直結する。
これは思えば当たり前なことで、図式化すれば単純な絵になるんだけど、
とても大きくて重要なこと。

そんなことを、今小さなブックレットにまとめようとしています。
種が芽を出す小さいキッカケになるようなものになればなぁ、と。


蔵の裏手の夏みかんの木がきれいだったので一枚。
夏みかんは、秋に実が色付いて、
そこから次の初夏までぶらさがりっぱなし。一年のほとんどがたわわな状態。
IMGP1734.JPG

20081019122550.jpeg

僕が参加している「NPO地域再創生プログラム」に関してのお知らせです。
 
NPO地域再創生プログラム」ではいま、
静岡県下田市にてまち遺産の活用をまちに広げていく活動を行っています。
その一環として現在、街中の小さな蔵を拠点にした『くしだ蔵プロジェクト』を開催しており、
今週末の23日には、studio-Lの山崎亮さんをお招きしてシンポジウムを行います。
興味をもたれた方は是非お越しください。
 
以下、プロジェクトブログからの転載です。
 
■くしだ蔵・スタディプロジェクト×再創生スタディーズ
テーマ:「まちとの関わり方-外からできること・内からできること-」

まちに対するアプローチの仕方は外からまちに関わる方法と内からまちに関わる方法の2つがあります。
大阪から瀬戸内海の家島諸島へと出向き、ワークショップ「探られる島」プロジェクトなど多くの人を巻き込みながらリサーチ・ブランディング・空間提案・マネジメント提案へと活動を展開している山崎亮氏を講師に向かえ、いえしまでの活動をご紹介頂きます。
また、下田でカフェ経営の傍らフリーペーパーや下田ガイドブックの発行などを精力的に実施している渡辺一夫氏からまちの内からの活動としてご紹介頂きます。
まちの外と内、それぞれの側面から活動を行なう両氏の活動から、新たなまちへの関わり方の可能性を考えていきたいと思います。
 
日時:11月23日(日)15時00分~17時40分
場所:くしだ蔵(静岡県下田市二丁目11-12・伊豆急下田駅より徒歩8分)
参加費:無料
参加者:30名程度
講師:山崎亮(studio-L)
地元活動発表:渡邊一夫(K Design Office/茶気茶気)
コーディネーター:山中新太郎(日本大学助教・山中新太郎建築設計事務所)
主催:NPO地域再創生プログラム
 
□プログラム
14:30~     開場
15:00~15:10 挨拶
15:10~15:40 「きっかけとしてのヨソモノ」(山崎亮)
15:40~16:00 「タイトル未定」(渡邊一夫)
16:00~16:10 休憩(10分)
16:10~16:40 フリーディスカッション
16;40~16:50 閉会の挨拶
17:00~17:40 懇親会
 
□プロフィール
山崎亮(studio-L:http://www.studio-l.org/
1973年 愛知県生まれ
1997年 大阪府立大学農学部卒業
1999年 同大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了
1999-2005年 エス・イー・エヌ環境計画室
2005年 studio-L設立
2006年- 東京大学大学院工学系研究科博士課程 都市工学専攻
現在 studio-L代表取締役、京都造形芸術大学・京都市立芸術大学・近畿大学・大阪工業技術専門学校非常勤講師
ひょうご震災記念21世紀研究機構主任研究員
 
渡邊一夫(K Design Office/茶気茶気)
1979年 静岡県下田市生まれ
1998年 下田北高等学校卒業
2002年 工学院大学建築学科卒業
2004年 cafebar & shimoda flavor茶気茶気店主
2004年 フリーペーパー「下田的遊戯」発行
2008年 「下田ガイドブック」発行
014.jpg
 
 
発売中の「新建築6月号」と、「GA JAPAN 92」に、
僕が担当した銀座のプロジェクトが掲載されています。
反省点はやまほどありますが、なかなかに納得のいくプロジェクトでした。
そして楽しかった。
 
僕は、建築は閉じちゃダメだと考えている。
どんなコンテクストにおいても、原則として。
個々の建物が閉じると、風景が閉じる。街が閉じる。人も、閉じる。
だから、建築は開いてなきゃいけない。ここでいう「開く」というのは、
開口部だとかオープンスペースだとかの話だけではなく、
プログラムやソフトの話も含めて。
 
先日、とある建築家が最近設計した住宅の話を聞いた。
住宅街に建つ、とてもきれいなソリッドな白いボリュームで、
玄関だけが小さい穴のようにデザインされている。
だけど家主は、住み始めてまもなく、勝手口からしか出入りしなくなったそう。
近所の人達と顔を合わせられない、と。
内部で完結した建築は、その完結性を外部に語ってしまう。
 
当然、シェルターという建築の原初的な機能は満たさなきゃいけないわけだけど、
その境目をデザインするのが建築家の仕事だと思う。
 
どう開くか。
銀座のプロジェクトはそこだけで組み立てられてるようなもので、
銀座という特異なコンテクストの下でなかなか面白い形が出せたんじゃないかな、
と思っています。
色々見えてくるのは、これからテナントが入ってから。


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プロフィール
HN:
寺崎 悠真
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1978/08/03
職業:
建築設計監理
趣味:
散歩
自己紹介:
一級建築士
寺崎悠真一級建築士事務所 代表
NPO地域再創生プログラム会員
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