忍者ブログ

1  2  3  4  5  6  7  8 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

129.jpg

下田のまち遺産を活用していくための4つの提案をまとめた「まち遺産のレシピ展」を、
下記日程で静岡県下田市にて開催します。
期間中はメンバーが会場におります。
6日と7日には下田の食材を使ったフードイベントも同時開催します。
ご都合のつく方は是非ともこの機会に遊びにいらして下さい。

期間:2月4日(木)~7日(日)、11日(木)~14日(日)
時間:AM11:00~PM4:00
会場:くしだ蔵(旧町内CDクシダ裏)
住所:下田市二丁目11-12
入場料:無料 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の展示会は、
古い建物がうまく活用されるための仕組みを、
「レシピ」と称して4つ提案しています。
「こう改修します!」「こんなにかっこよくなります!」
というような建物への手の入れ方の話ではなく、
「こうすれば、借り手がつきやすくなります」
「こういう形からゆっくり開いていきましょう」
「こういうシステムにすれば街も元気になります」
というような、どちらかというとソフトの提案です。
PR
4812-20.jpg

今年4/11〜6/15、
信州諏訪大社で7年に一度の御柱祭が行われます。
山から樅の大木を16本切り出し、山を駆け下り、川を渡り、境内に立てるお祭り。
とにかく歴史深く、豪快で、盛大なお祭りです。
<御柱祭公式HP>

この祭りの最大の見どころが、
「木落し」と呼ばれる氏子もろとも急斜面を駆け下りるところ。
斜面の裾野は一面、観覧席で埋め尽くされます。

いま、この観覧席の一部を木で作るプロジェクトを進めています。
東洋大学「木と建築で創造する共生社会研究センター」の樋口さん、
東京大学生産技術研究所の腰原研究室、地元の工務店と共同で。

大きなお祭りの小さな場所ですが、
このお祭りにこういった形で関わることができてワクワクしています。
大切に考えているのは、
このお祭りでの桟敷席のあり方、木のあり方。
「あり方」というのは、どんなプロジェクトでも僕が追求しているキーワードです。

木落しが行われるのは4/2(金)、3(土)、4(日)。
みなさんこの機会に是非お祭りに来てください。
僕も初体験です。

IMGP3770.JPG

IMGP3782.JPG

00.JPG

2009年の終盤はいくつかのプロジェクトが重なっていて、
ブログで紹介できないまま年が明けてしまいました。

この竹のフォリーもその一つ。
ここで告知したプロジェクトです。

地震応答実験棟を訪れる人のアイストップとして、
ちょっとした休憩所として、
そして、構造材としての竹の可能性の模索として、つくりました。

構造は張弦梁の形式を応用していて、
弓なりになった竹の復元力が全体を構成しています。
原理的には、棟はロープ一本でOK(引張りのみ負担)で、
柱なしで自立し、いくらでも長く繋げていくことができます。

制作にあてた時間は2日間。
そのプロセスをご紹介。

竹を適当な幅に割ります。
採取も自分たちで行いました。
df2dcf30.jpeg

モックアップで大きさや構法の確認。
上に「原理的に」と書いたけど、用いるのは自然素材。
往々にして、机上の原理を外れて現場でモノに触れながら進めることになります。
ad478edb.jpeg

中に設置するベンチを制作しています。
座面は半割の竹をシュロ縄で編んで繋いでいます。
ed78cc58.jpeg

ベンチの脚は版築ブロック。
版築は砂と石灰を混ぜて突き固めたもので、コンクリートの原型です。
法隆寺や龍安寺の塀などは、版築でできています。
d833eb6d.jpeg

両端に仮設のやぐらを建て、そこに棟のロープをかけます。
このロープにしならせた竹を緊結すると、竹の復元力でテンションがかかり、
棟木として機能するというわけです。
05.jpg

2dd20d23.jpeg


形を安定させるために、棟に竹を一本入れ、
シュロ縄で竹の形状を調整しています。
08.jpg

9a90dab9.jpeg

少し見づらいですが、解体後の写真。
たったこれだけの材料で、全体を構成しています。
一般の建築物の柱のように、断面積で圧縮に耐える構造ではないからです。
ec824627.jpeg

このプロジェクトで得た大事な感触があります。
自然の素材を用いるのであれば、その素材に対して素直であること。
当たり前のことなんだけど、
これを設計段階からしっかり意識することで、設計が変わるし、
空間の作り方が変わる。

テクトニック・カルチャーという本の中で、ケネス・フランプトンが、
材料と構法と空間構成の自然な関係性を「構法の詩学」と呼んでいる。
それを実感するプロジェクトだった。

構法の詩学の部分でも、構造形式の部分でも、
このプロジェクトは今後何らかの形で育てていけそうな気がする。
何ができるかなー。
 
IMGP3604.JPG

このブログのカテゴリーに新しく「プロジェクト」を加えました。
これまで自分の仕事も、建築情報も、オモシロ建築も、全部まとめて「建築」に入れてましたが。
ページ右のカテゴリー欄からリンクを開くと、
寺崎悠真のお仕事がまとめて表示されます。

改めて2009年の仕事を振り返ると、
「建築物」以外のプロジェクトがほとんど。
家具、ワークショップ、まちづくり、講演などなど。
年末に動いてたプロジェクトをまだ載せてないので、
近々アップします!

写真は、武蔵小金井で見つけたマッチョな避難階段。

93efd341.png
先日お伝えした竹プロジェクトは、
この「東京大学生産技術研究所千葉実験所」の公開に合わせたものです。
日時は11/13(金)の10時〜16時。
本日です。
もし今日西千葉に行く予定の方がいらっしゃいましたら、
是非お立ち寄りください。

地震応答実験棟の前に、魚の骨のような仮設ゲートが建っています。
IMGP3447.JPG

先月末から、竹を用いたとあるプロジェクトが進行中。
と言っても、設計期間は今日で終了、
明日あさってで制作を行い、しあさって発表。

写真は、八王子での竹採取。
採りたてホヤホヤの竹を割ったのは初めて。
中の肌はため息でる程きれい。爽やかでありながら、なまめかしい。

IMGP3452.JPG

この空間てのは、ほんとフシギだと思う。
だって、予定では永遠のデッドスペース。
誰かの目に触れるつもりなんて毛頭なかったはずだ。
空気に触れるつもりもなかった。
だからこのきれいな肌は、割ってしばらくするとその艶を失う。

IMGP3449.JPG

忍者ブログ | [PR]

プロフィール
HN:
寺崎 悠真
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1978/08/03
職業:
建築設計監理
趣味:
散歩
自己紹介:
一級建築士
寺崎悠真一級建築士事務所 代表
NPO地域再創生プログラム会員
フリーエリア
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新CM
[01/12 テラサキ]
[01/12 koha*]
[11/10 テラサキ]
[11/08 itsu]
[09/12 テラサキ]
[09/10 対策室O]
[07/05 dmon]
[07/04 テラサキ]
[07/04 dmon]
[03/02 テラサキ]
最新TB
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
BOT CHECKER
Yahoo!ボットチェッカー
Googleボットチェッカー
MSNボットチェッカー
other
フィードメーター - テラブログ hit counters

TAB button
人気ブログランキングへ