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デジタルの世界には疎い僕ですが、
楽しいらしい世界にはとにかく一度入ってみようということで、
facebookを始めてみました。

twitterも登録から1年半経ってようやく楽しみ方がわかってきたくらいなので、
かなりノロノロ運転かもしれませんが、
皆々様、どうぞお見知りおきをば。

twitterは最近ブログの右側にwidgetを置きましたよ。
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僕がバルセロナを離れるんじゃなくて、
バルセロナを離れることになったLucas Jatobaさんのお話。

Lucasさんは、3年間ステキな暮らしをさせてくれたバルセロナに、
何か恩返しをしてから離れたいと考えた。
彼の恩返し作戦のムービーが、ほんとにすばらしい。
愛に溢れていて、ちょっと切ない。
街へのありがとうの気持ちを、街の"人"に渡す。
ほんとうにすてきだと思う。

ムービー冒頭の彼のテキストは・・・

「こんにちは。
あなたは僕のことを知らないし、僕もあなたのことを知らない。
だけど、僕はバルセロナで過ごしたこの3年間、とっても楽しく過ごすことができたから、
この街へ何かお礼をしたいと思って、演劇の鑑賞券を結びつけた風船を飛ばすことにしたんだ。
僕がこの街でたくさん楽しい経験をしたように、
あなたにもこの素晴らしい街を楽しんで欲しい。
僕は、もっと利他的な世界を、人々が今みたいに自己中心的でなく、
家族や友達だけでなくみんなの幸せを願うような世界を、信じているんだ。
友情に満ち誰もがお互いを尊重しあう、
そんな世界は、みんなが見返りを求めずに与えあうようになれば、
今日からでも始められるはず。
あなたがこの贈り物を楽しんでくれるといいな。
それじゃ、さようなら。
ルーカス」


http://www.lucasjatoba.com/

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今日は、新宿大久保で行われている、
軍艦マンション再出航イベント」へ行ってきた。

軍艦マンションとは。。。

名称:第3スカイビル(鉄のマンション)
通称:軍艦マンション
竣工:1970年
建築家、渡邊洋治氏の代表作として今も残る第3スカイビルは、
1970年に竣工した地上14階、地下1階建ての建物。
事務所と共同住宅で構成された建物は、渡邊建築事務所、丸運建設によって建設された。
シルバーに塗られた躯体、横起きされた給水塔、ユニット枯れた各室など、
軍艦をモチーフとしたデザインが施され、俗に軍艦マンションと呼ばれている。
狂気の建築家、異端の建築家と呼ばれていた渡邊氏は、陸軍船舶兵出身という経歴をもち、
その影響がうかがえる独特のデザインの建築物をいくつも手掛けた。
軍艦マンションという通称を持つ第3スカイビルは、その中の代表ともいわれる建物である。

(イベントHPより)

で、この軍艦マンションがこの度、
オフィス、SOHO、シェアハウス、という3つの形でリノベーションされ、再生した。
その「再出航」のこけら落としとして、
様々なアーチストの作品とともに見学会が開かれたわけです。

僕はこのマンションの存在を、今回初めて知った。
事前の下勉強の中では「いかついなぁ」という印象を持ってたけど、
実際行ってみると、思いのほか風景に馴染んでいた。
確かに造形は厳めしくて、無機的でも有機的でもない、コワモテ。
「丸腰じゃ東京都心には住めないよ」とでも言うような、重量級に武装されたお姿。
だけど、歌舞伎町にほど近い大久保の猥雑な生々しい都市活動も、その風景も、
同じくらい重量級なのだ。
だから、軍艦マンションというよりも、
巨大な軍艦のど真ん中に立つマストのような、そんな佇まいだった。
屋上に建ってみても、そんな印象。

IMG_2598mono.jpg

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IMG_2612mono.jpg

屋上からの景色はこんな感じ。
色とりどりの家屋やビルの集まりは、
巨大な貨物船に積まれたコンテナのようにも見える。
 
IMG_2604color.jpg

今こうして書きながら、写真を改めて見ながら気付いたけど、
この建物は、
「たくさんの住戸が納まった一つの箱」としてではなく、
「各々の個別の住宅が寄り添った集合体」としてつくられている。
その意図は外観にそのまま(というより力づくで)現れている。
そういう意味では屋上からの眼下の風景と同じ成り立ちをしていて、
だからこそ、この場所にしっくり馴染んでるのかもしれない。
 hakai_web5_01.png
先日、ハ会2010の総集編に参加してきた。
ハ会とは何かというと、
「...建築・不動産を中心とする住宅業界の有志による、
ニッポンの住宅を考える業界横断プロジェクト」(ハ会HPより)

「どんどん作って、どんどん売って、どんどん壊して、また建てる」というサイクルを、
日本はまだ続けようとしている。
というより、そのサイクルで建設・不動産・経済・金融・税制等々がまわり続けてるから、
そんな簡単には抜け出せない。
だけどそのまま続けていけないことを、実はみんななんとなく気付き始めてる。
だからちゃんと考えてちゃんと行動しよう、そんな集まり。
総集編の最後では、
国交省の「住生活基本計画(全国計画)の変更(案)」に対するパブリックコメントを、
会場から送信して終了した。

ハ会のホームページでは、これまでのシンポジウムのUstream中継や、
プレゼンターの参考資料など、豊富なソースを見ることができます。

建築・不動産関係の人は、このハ会の視点を持たずに仕事をしてはいけないと思う。
肯定も否定もしなくても、現状と未来に対しての認識を持たなきゃいけない。
(Top画像はハ会HPより)

ハ会2010HP
ハ会Library
ハ会Ustream
ハ会twitterアカウント @hakai2010
IMG_2590.JPG
福井の現場は先週無事に上棟しました。
このブログで工程を追っていましたが、
前回の記事以降の、基礎のコンクリート打設、型枠の脱型、土台伏せ、
といった工事の紹介をすっ飛ばして、オンタイムの記事にしました。

この時期の北陸では珍しい、青空のもとでの上棟となりました。
建物の骨組みがむき出しになっているこの時間が一番、
空間構成が素直にあらわれてきます。

このプロジェクトの肝は、
利用者やスタッフが多くの時間を過ごすリビングを、
おおらかな、のびやかな、力強くて優しい空間にすること。

IMG_2588.JPG

IMG_2580.JPG

その空間を支えているのは、天井に整然と並ぶ母屋と、
棟に走る隅木。
隅木は、大きなスパンを飛ばそうとすると必然的に部材の寸法が大きくなります。
だけど、あまり大きな部材はこの空間にそぐわない。
そのため今回は、厚さ12mmの鉄板を木でサンドイッチする、という特殊な構法を用いています。

IMG_2569.JPG

この建物が建つのは、山と川に挟まれた静かな場所です。
美しい風景というのとは違うけど、おだやかな場所。
そこではやはり、おだやかな佇まいが必要。
内部ののびやかさや強さとは対照的な、
控えめだけど安定感のあって、口数の少ない佇まいを目指しています。

IMG_2576.jpg

ここからは、骨組みが建築になるために、
窓や仕上など色んな要素が盛り込まれて行きます。
天気がいい日も少しずつ増えて、春が近付いてる気配も出てきた。
わくわく。
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夜中に「デザインの力」についてスタッフに懇々と語った、一方的に。
デザインする力量の話じゃなくて、デザインてものが持ってる力について。
どちらかというと、「視覚的な意味」においての話。
「用・強・美」にわけて言うところの「美」の話。
もっと言えば、「用・強」に対しての「美」の話。

デザインに力なんて果たしてあるのか。
デザインの力は強いのか。
カスタマーにとっての、デザインの力の意味とは。
デザイナーとして、デザインの力をどう取り扱うか。
とか、いろいろ。

当然、デザインの力を信じてるというか確信をしてるから、
僕はそれを生業にしているわけだし、
デザインが力を持ってるのはある意味当たり前のことではあるんだけど、
いざそれを人に伝えようとすると、なかなか難しい。
定量化できるものじゃないし、
時間をかけて懇々と言葉にしたのはもしかしたら初めてかもしれない。
昔から日常的に考えてることではあるし、
考える中での発見は常に蓄積してきている。
デザインする立場にある人にとってはそれこそがライフワークだとも言えるし。
でもそれをはっきりと自分の中で言語化する作業は、
特にはしてなかったかもしれない。
言語化するまでもない、という無意識があるからなのかな。

だけど、自分でもビックリするくらい、
言葉が山ほど、弾幕のように出てきた。
よくもこんだけぺらぺらと出てくるもんだと、感心した。
必要に迫られて言語化したわけだけど、
言語化されたことで初めて白日のもとに晒された自分の考えを、
そうやって改めてちょっと客観的に眺めてみるのは、なかなか新鮮だった。
別に自分の考えが斬新だとかそういうことじゃなく、
病院で自分のレントゲン写真を見るような感覚。
うわ、おれのここ、こうなってたんだー、ていうような。

だから何だかとても楽しかったし、
自己発見にもなって、有意義だった。

議論の論点は、
施主のお金で建てる建築に対して、設計者として、
「美」のプライオリティの置き所をどう判断するか、どう取扱うか、
てところで、解は建築の数だけ、無数にあるわけだけど。

日記だなこれ。

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プロフィール
HN:
寺崎 悠真
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1978/08/03
職業:
建築設計監理
趣味:
散歩
自己紹介:
一級建築士
寺崎悠真一級建築士事務所 代表
NPO地域再創生プログラム会員
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