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11日、12日と箱根に行ってました。
NPO地域再創生プログラムのレクチャー+新年会、及び、箱根&熱海の建築巡り、
さらに建築系ラジオの収録ということで、とても賑やかな会でした。
NPOのメンバー、レクチャーゲストの五十嵐太郎さん、
建築系ラジオのコアメンバーである山田幸司さん、南泰裕さん、松田達さん、
熊本で弧風院の活用に携わっていた浜田由美さん、総勢14名で箱根建築巡りから。
富士屋ホテルは僕の好きなキッチュさ。
技術的にも、材料のグレード的にも、空間のグレード的にも、7割出しな感じ。
その無名性というか力の抜け具合というか、何も背負ってない気楽さが心地よかった。
竹山聖が80年代のバブル全盛期につくった高級旅館。とても妖艶な空間だった。
その時、竹山聖は34歳。今の僕と4つしか違わない。
その時代の力があってこそできた建築には違いないけど、
この質感やディテールの妖しさを、なんでこの歳で出せるんだろう。
バブルの力と、建築家のいい意味での若さが奇跡的に融合した感じ、
この時代にしか生まれない建築だな、と思った。
続いてポーラ美術館へ。
ここを訪ねるのは3度目。来るたびに感動が薄れる。
きれいで緊張感があるんだけど、その先がない。
だけど、アプローチはいつ来てもワクワクする。
うっすら雪が積もったスロープは背の高いヒメシャラの枝振りに覆われていて、
その幹をかきわけるように、小さなエントランスに向かっていく。
地形に半身を埋めた建物に「お邪魔します」という雰囲気の、
次に向かったのは村野藤吾のプリンスホテル。ここも初めて。
同行していた全員が「ああ、いいね」とほっとするような、純粋な建築芸術。
村野藤吾の作家性がのびのび展開している空間だった。
僕は村野建築自体が初めての体験。
「社会性のある建築」と「いい建築」というのがやはり別のベクトルを向いてることを実感して、
妙な空しさと混乱を感じる体験でもあった。
直前に訪れたポーラと比較すると、この厚みの違いは何なんだろうと考えさせられる。
このあと、田村誠邦さんの別荘に移動し、
お酒を飲みながらの建築談義。
様々なテーマで建築系ラジオ数回分の収録も行われ、密度の濃い時間。
この模様は明日また書きます。
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全然関係ないけど、今日コンビニで納豆巻きを買った。
「昆布ダシでさらにおいしく」というフレーズに惹かれた。
それを一口かじったところで、事務所のスタッフの会話にちょっと参加した。
そのとき納豆巻きは僕の口の中、左ほっぺたの内側に一次退避してた。
会話が終わって、退避してた納豆巻きを食べようとしたら、
海苔がほっぺたにくっついて離れなかった。
乾燥した海苔は毛細管現象で内ほっぺたの水分を吸って、一体化していた。
むりやり食べようとしたら、内ほっぺたのやわらかい皮が一緒にはがれた。
痛かった。血が出た。
みなさん、納豆巻きを食べる時はくれぐれもご注意を。