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今日は春みたいにあったかかったから、
窓を開けて晩ごはんを食べた。
窓からは、外を走る車の音や、家路を急ぐサラリーマンの靴音や、道端の話し声や、
いろんな音が入ってくる。
夏を思い出した。
夏は、外の空気と繋がって、音も匂いも入ってくる。
半年前のその感じが懐かしく蘇ってきた。
鴨長明が方丈記で「すまいは夏をもってむねとすべし」と書いてるように、
日本の気候のもとでは、
暑い夏は開いて涼しく、寒い冬は内に籠ってぬくぬくと・・・
そういうのが日本のすまいのあり方。
明日は春一番が吹くかもしれないらしい。
もうこれが吹くと、いつのまにか桜の開花予想も始まって、
あれよあれよと春ですよ。
もう冬はおしまい。
季節の記憶って、今いる季節の感触にごっそり上書きされる。
肌がジリジリする感覚や、服が汗で貼り付くジメジメや、
五感で感じる「夏」は、こうやって文字で書いてみてもリアルに蘇ってこない。
同じように、冬の匂いも、手がかじかむ感触も、鼻を通る空気の冷たさも、
もうすぐ思い出せなくなる、不思議なくらい。
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新作と言っても、納品は年末。
今回もまさると作りました。
ダイニングテーブルのような、ちゃぶ台のような、文机のような、
ちょうどいい寸法のテーブルセットです。
「いいテーブルを」というシンプルなリクエストから始まったデザイン。
クライアントの人柄や雰囲気、部屋の大きさ、使い方、
いろいろ模索するうちに、こういうもができました。
テーブルの高さは340mm、ベンチの高さは250mm。
テーブル+ベンチとして使えば、こういうパーティーにぴったり。
そして実はこのテーブルの高さ、
高めの座布団を使えばちゃぶ台としてぴったり。
ベンチはテーブルの下に格納されるので、
90mmの隙間を雑誌やノートを入れる収納として使えます。
ベンチを縦にすれば、ひじかけにぴったり、
今後生活や部屋が変わっていく中で、
ベッドサイドのローテーブルにもなるし、玄関脇のベンチにもなります。
テーブル天板の大きさ1200mm × 700mmは、
集まった人達が親密に寄り合える、ちょうどいい大きさ。
ミリ単位で寸法を探っていくと、こういう絶妙な落としどころが見つかります。
クライアントの身体を基準にしているので、
また別の人のために作ると、この高さ関係は数ミリ変わってきます。
この数ミリが、使ってしっくりくるかどうかの大切な部分。
一つの家具に、使い方のこういう融通性、柔軟性を持たせることは、
長く大切に使ってもらうための在り方の一つ。
材料も、使ううちに時間が染み込んでいくように、
無垢の栗をオイルフィニッシュで仕上げました。
写真は、新しいテーブルのお披露目会、兼、新年会。
豚の味噌漬けを持っていきました。
豚バラブロックを、酒+みりん+にんにく+豆板醤+醤油+味噌、で適当に漬込みます。
冷蔵庫で2〜3日寝かすと食べごろ。
味噌を落として、ちょっと焦げるくらいに焼いて。
適当に作っても最高においしいのでオススメ。
オリンピックですね。
今日はモーグル女子でしたね。
上村愛子選手は素敵な人だなあと思った。
確か僕が大学一年の冬に長野オリンピックがあって、
コロッとファンになった。ミーハーだ。
今日の決勝後のインタビューはすごく美しかったと思う。
あんな美しいインタビューはそうそう無いんじゃないだろうか。
独立してから、
すごい人に触れて感動した時に、無意識に自分と比べてみるようになった。
仕事のスタンスや、努力や、いろいろ。
「満足いく滑り」
「自分の滑り」
「全力でやれた」
そういう言葉を、自分の仕事、自分の毎日に置き換えてみる。
そうすると、その人のスゴさをひしひし感じる。
ああやって、笑いながら涙がぼろぼろ出てくるような、
そんな仕事をするって、すごいなと思った。
先週から下田で開催していた「まち遺産のレシピ展」は今日で終わり。
後片付けを終えて、カメラの練習。

今日はモーグル女子でしたね。
上村愛子選手は素敵な人だなあと思った。
確か僕が大学一年の冬に長野オリンピックがあって、
コロッとファンになった。ミーハーだ。
今日の決勝後のインタビューはすごく美しかったと思う。
あんな美しいインタビューはそうそう無いんじゃないだろうか。
独立してから、
すごい人に触れて感動した時に、無意識に自分と比べてみるようになった。
仕事のスタンスや、努力や、いろいろ。
「満足いく滑り」
「自分の滑り」
「全力でやれた」
そういう言葉を、自分の仕事、自分の毎日に置き換えてみる。
そうすると、その人のスゴさをひしひし感じる。
ああやって、笑いながら涙がぼろぼろ出てくるような、
そんな仕事をするって、すごいなと思った。
先週から下田で開催していた「まち遺産のレシピ展」は今日で終わり。
後片付けを終えて、カメラの練習。
しばらく本日記をつけてなかったので、
最近読んだ本を備忘録的に。
隈研吾「Studies in Organic」
気付いたらこれまで、隈さんのテキストをあまり読んだことはなかった。
特に自作についての言及など。
コンテクストと作品が比較的直結しているので、
その間にあるものに興味が向かなかったのかもしれない。
この本は、装丁がきれいだったので読んでみた。
隈さんがこれまでの作品を振り返りながら、
思想の変遷を回顧している内容。
印象に残った言葉を3つ。
・・・物質のシルエット(=形態)を扱っているわけでもなく、
物質の細部をデザインしているわけでもなく、
物質のあり方をさぐっているのである。
物質と人間の身体の関係性をさぐっているのである・・・
・・・身体という概念を用いて建築を考えはじめている自分に気がついた。
身体を用いるとは、身体のメタファーとして建築と形態を考えることではない。
身体に対して出現する現象として、建築のことを考え始めているのであった・・・
・・・生物は行為としてしか存在しえない。
死体となってしまってはじめて、形態として存在する・・・
意外だった。
というのも、僕は隈さんの意識は「現象」に対してドライだと思ってたから。
でも同時に、なるほどなーとも感じた。
きっと隈さんの意識の対象は「身体に対してあらわれる現象」であって、
「身体を介してあらわれる現象」ではないのだ。
つまり、
隈さんにとってのテーマは建築(或いは物質)の知覚・認識に対する働きかけであって、
その先にあらわれる経験・体験に対しては、一歩引いている。
これは微妙な違いのようで、言葉のアヤのようで、
でも実は、その思想が空間として立ち現れた時には、きっと大きく変わってくる。
隈さんの建築に感じる「輪郭があるウェットさ」って、そこにあるんじゃないだろうか。
隈さんの建築からあらわれる現象ってのは、なんだかいつも、手で触れそうな気がするのだ。
新しいデジカメ殿が届いた。
RICOH GX200やら、LUMIX DMC-GF1やらさんざん迷った結果、
CANON Powershot G11にした。
このデジカメ殿は、僕にとって5代目にあたる。
OLYMPUS CAMEDIA C-2000 Zoom
↓
SONY Cybershot DSC-P10
↓
OLYMPUS CAMEDIA C-770 Ultra Zoom
↓
PENTAX Optio-X
という歴史。
懐かしい顔ぶれだ。
5代目を担う、G11、かっこよすぎ。
この無骨でそっけない感じ、たまらん。
しっかりした重量感、漆黒のボディ、
一番のお気に入りポイントは、
モード切替え/ISO感度切替えの二段ダイヤルのギザギザ。
先代のPENTAXは、
デザイン優先でぶっ飛ばした分、機能性を完全に犠牲にしてた。
そこが好きだった。
今回のG11殿は、機能性抜群。
無骨で寡黙な、できるやつ。
スニーカーで例えるなら、New Balance M1300。
車で例えるなら、SAAB。
俳優で例えるなら、高倉健。
週末下田でパシャパシャ撮ってみた。
黄色い壁。
緑色の家、仮設のトイレの青。
海。船。
トタン三昧。
昼下がりの旧商店街。
なまこ壁。
楽しい!
これから少しずつ使いこなしていくのが楽しみだ!
今日は下田に行ってた。
夜中にやっと帰ってきて、お風呂に入ろうと思ったら、
お湯が出ない!
ガス代払ってるはずなのになあ、どうしよう。
明日は早朝から長野だし。。。
僕の家の向かいは銭湯。
営業は1時まで。あと10分しかない。
駆け込んだ。
番台のおばちゃん(パンチパーマ+たれサン)に訳を話したら入れてくれた。
中にはお客さんはもういない。
おっちゃん(肌着+トランクス)が掃除を始めてた。
お湯のブクブクも止まってる。
バタバタ体を洗ってたら、おっちゃんが、
「いま熱いの出したから、ゆっくりあったまってって、今日寒いから。」
って。
「すいません、ありがとう!」
入ったら、すっごい熱い!
気持ちいいけど、熱い。
でもおっちゃん「ゆっくりしてって」って言ってくれたし。。。
おっちゃんは女風呂の方に行った。
ああ、もう熱いよ、限界。
だいぶ粘って、最後流そうとしてたら、女風呂の方から、
「ゆっくりあったまってってね、今日寒いからさ。」って。
また入った。
おかげですごくあったまった。
お向かいだけど、半年に1回くらいしか行かない。
おばちゃん(パンチパーマ+たれサン)はいつも帰りがけに、
「もっとおいでよ。」って言ってくれる。
やっぱ銭湯はいいなと思った。
ユニットバスの100倍あったまる。
もっと来よう。