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設計監理を進めていた「かわにしの家」が、5月初旬に竣工しました。
小規模多機能型居宅介護施設という新しいタイプの介護施設です。
今日から何回かに分けて、写真をご紹介します。
この施設は、近隣にお住まいの高齢者の方が、
日帰りで、或いはお泊りで、サービスを受けながら時間を過ごす場所です。
一枚の屋根の下に「いえ」と「まち」の関係をつくること、
それから、
山と川に囲まれた静かな風景の中に、おおらかで穏やかな佇まいをつくること、
この2つをコンセプトに、設計しました。
風景の中にそっと置かれたような、低くなだらかなボリュームです。
四角い敷地に対して建物を斜めに置き、建物の外周全てにオープンなスペースを作っています。
こうすることで、どの面からも風や光を取り入れられる十分な”引き”をとっています。
内部は、散らばった3つの白い箱に大きな1枚の屋根がかぶさった、シンプルな構成です。
3つの箱には、5つの個室や事務室、キッチン、水回りなどが入っています。
箱の外が、みんなでご飯を食べたりおしゃべりをする大きなリビングになっています。
多くの時間をリビングで過ごし、
一人静かに過ごしたいとき、寝るときは、それぞれの個室に帰っていく。
介護施設という場所で過ごす時間を、一つの囲われた箱の中に納めてしまうのではなく、
「いえ」と「まち」のようにグラデーションを持った入れ子状の関係性の中に置こうと考えました。
そして、「まち」であるリビングは、
大屋根の広がりによって、外まで空間がのびていきます。
外へとつながる大きな窓は、北側を向いています。
柔らかい光が、一日を通して室内のすみずみまで届きます。
リビングと外をつなげる大きなテラスなどは、また次回。
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