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僕がはまっているものを紹介するコーナーです。
で、通し番号をつけることにしました。
3桁にしてみました。
すぐ飽きるかもしれないけど、もし何百個も続けられたら、
僕がウハウハ喜ぶすばらしいアーカイブができあがる。
ということで最初のハマリモノは、
「クリスタルキング」。
そう、あの大都会のクリスタルキング。もしくは、北斗の拳のクリスタルキング。
僕はこの2曲しか知らなかったんだけど、
たまたまYouTubeで「蜃気楼」って曲を聴いて、鳥肌がたった。
みなさん知ってました?この曲。
もうなんなのさ、この声。
この一週間で100回くらい聴いた。
今日も何回も聴いてたらこんな時間になってしまった。
アフロの田中さんと、グラサンのムッシュ吉崎。
ムッシュの声がこんなに素敵だったなんて今まで気付かなかった。
錆びた鉄の匂いがしてきそうなセクシーさだ。
で、やっぱ大都会もすばらしい。
いーなー、素敵だなあ。
「今かーけーてゆくー」に入る前の「ラナウェー、ラナウェー」のところ、
田中さんの声にかぶらないように、ムッシュがすっと声を引く。
ぞくぞくしますな。
他にもたくさんすばらしい曲がある。
YouTubeで関連動画がたくさん出てきます。
その中で、徹子の部屋にクリスタルキングが出演した時の映像もあるんですが、
田中さんの声に圧倒される、
若かりし徹子のキュートっぷりにきゅんと来ます。
http://jp.youtube.com/watch?v=Gpf2jvIsrxg
田中さんは、今はもうこの声が出ない。
草野球をしてる時にボールがのどを直撃して。
でも今も、かわりに手に入れたハスキーな声で歌い続けてる。
あー、アルバム買おうかな。
全然関係ないけど、また、とんでもなくくだらない夢を見た。
満員電車で、おじさん達の首筋から分泌される加齢臭をチェックするバイトをしていた。
全くわけがわからない。
田村さんの別荘にて、おいしいすき焼をいただいた後に建築系ラジオの収録。
建築系ラジオは、五十嵐さん、松田さん、南さん、山田さんの4人をコアメンバーとして、
podcastで配信されている新しい建築メディア。
これまでに40程の番組が様々なテーマで配信されています。対談形式、レクチャー形式がメイン。
雑誌と違う面白さがあります。聞いたことがない方はこの機会に是非。
で、この日は、「建築系ラジオの今後の展望」「新堀学さんによる安藤忠雄論」などの他、
僕も参加している、NPOの下田での活動についての取材が収録されました。
といっても、飲みながらの適度にゆるい雰囲気。
僕もほんのちょっと喋ってます。
夜通しの建築談義はとても刺激的で濃い。
翌日、まずMOA美術館へ。
ここは某宗教団体が母体の美術館で、潤沢な資金を生かしたコレクションと建築が特徴的。
設計は竹中工務店。
なんだかヨーロッパの美術館みたいな贅沢なアプローチ。だけど内部空間は退屈だった。
それより、思いがけず出会った北斎の富岳三十六景。
ここには全部あった。すごい。
僕はあまり美術作品をちゃんと見る方じゃないけど、これは、一枚一枚丁寧に楽しんだ。
素直に、すごいなー、きれいだなー、と思った。構図も、アイデアも。
しかも1891年の一年間だけで、これだけの仕事をしてる。
このあと熱海を通って真鶴の中川一政美術館へ。設計は柳澤孝彦。
展示空間は特に何ともだったけど、ボールト天井のある廊下がなかなか良かった。
熱海は初めてちゃんと歩いた。海沿いからぐっと高台がせり上がる。
この地形を生かし、風景を楽しむ(それと温泉と。)別荘が昔からたくさんある。
写真は吉田五十八の杵屋別邸。
中には入れなかったけど、このとんがり屋根はかっこいい。
内部は居間だろうか。
車での移動がほとんどで、僕が運転手をしていたんだけど、
助手席に座っていた美術家の彦坂尚嘉さんの話がほんとに面白かった。
色んな話をしていただいたけど、すごく腑に落ちたのが、
「一流」と「それ以外」との違い。
一流のもの(芸術でも企業でも言葉でもなんでも)は、一流の人間から生まれる。
一流の人間っていうのは、
「社会的観念とは別の軸で独自に醸成された個人の思想・歴史」を持った人。
ていうお話。
社会的観念の外に出るのはとても難しい。
だって、社会の教育を受けて、社会の中で生活して、社会の恩恵を受けて生きてるわけだから。
個性は誰にでもあるものだけど、それを思想や哲学のレベルまで引き上げて、
さらに蓄積・醸成を続けること。
こうして初めて、いわゆる「いいもの」をつくることができる、という話。
ただ、面白いのが、ここで技術や経験が必ずしも重要ではない、ってこと。
彦坂さんも以前、ある女の子(ぜんぜん芸術畑じゃない人)の人間的な面白さに目を付けて、
少し絵を教えて描かせたら、すばらしい絵ができあがったらしい。
つまり、内容は手段があれば外に出る(表現される)けども、
表現されなくてもその人の中に存在はするということ。
彦坂さんの芸術についての言説はとても面白いので、
興味のある方はブログを読んでみるといいと思います。
うわ。すっごい長くなった。
まあそんな感じで、すごく濃い2日間でした。
もう一週間前の話になっちゃったけど。
11日、12日と箱根に行ってました。
NPO地域再創生プログラムのレクチャー+新年会、及び、箱根&熱海の建築巡り、
さらに建築系ラジオの収録ということで、とても賑やかな会でした。
NPOのメンバー、レクチャーゲストの五十嵐太郎さん、
建築系ラジオのコアメンバーである山田幸司さん、南泰裕さん、松田達さん、
熊本で弧風院の活用に携わっていた浜田由美さん、総勢14名で箱根建築巡りから。
富士屋ホテルは僕の好きなキッチュさ。
技術的にも、材料のグレード的にも、空間のグレード的にも、7割出しな感じ。
その無名性というか力の抜け具合というか、何も背負ってない気楽さが心地よかった。
竹山聖が80年代のバブル全盛期につくった高級旅館。とても妖艶な空間だった。
その時、竹山聖は34歳。今の僕と4つしか違わない。
その時代の力があってこそできた建築には違いないけど、
この質感やディテールの妖しさを、なんでこの歳で出せるんだろう。
バブルの力と、建築家のいい意味での若さが奇跡的に融合した感じ、
この時代にしか生まれない建築だな、と思った。
続いてポーラ美術館へ。
ここを訪ねるのは3度目。来るたびに感動が薄れる。
きれいで緊張感があるんだけど、その先がない。
だけど、アプローチはいつ来てもワクワクする。
うっすら雪が積もったスロープは背の高いヒメシャラの枝振りに覆われていて、
その幹をかきわけるように、小さなエントランスに向かっていく。
地形に半身を埋めた建物に「お邪魔します」という雰囲気の、
次に向かったのは村野藤吾のプリンスホテル。ここも初めて。
同行していた全員が「ああ、いいね」とほっとするような、純粋な建築芸術。
村野藤吾の作家性がのびのび展開している空間だった。
僕は村野建築自体が初めての体験。
「社会性のある建築」と「いい建築」というのがやはり別のベクトルを向いてることを実感して、
妙な空しさと混乱を感じる体験でもあった。
直前に訪れたポーラと比較すると、この厚みの違いは何なんだろうと考えさせられる。
このあと、田村誠邦さんの別荘に移動し、
お酒を飲みながらの建築談義。
様々なテーマで建築系ラジオ数回分の収録も行われ、密度の濃い時間。
この模様は明日また書きます。
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全然関係ないけど、今日コンビニで納豆巻きを買った。
「昆布ダシでさらにおいしく」というフレーズに惹かれた。
それを一口かじったところで、事務所のスタッフの会話にちょっと参加した。
そのとき納豆巻きは僕の口の中、左ほっぺたの内側に一次退避してた。
会話が終わって、退避してた納豆巻きを食べようとしたら、
海苔がほっぺたにくっついて離れなかった。
乾燥した海苔は毛細管現象で内ほっぺたの水分を吸って、一体化していた。
むりやり食べようとしたら、内ほっぺたのやわらかい皮が一緒にはがれた。
痛かった。血が出た。
みなさん、納豆巻きを食べる時はくれぐれもご注意を。
今朝、クロネコから荷物が届いた。
明けてみたら、京都の友人からの独立祝い。
クラフトデザインテクノロジーの事務用品セット。
寝起きに感激した。
お礼の連絡をしたところ、
「確認申請作成キット」だそう。
粋なプレゼント、ありがとう!がんばります。
ちなみにクラフトデザインテクノロジー(CDT)は、
インテンショナリーズの鄭秀和氏が中心の事務用品ブランド。
日本の文具メーカー数社とタッグを組んでその技術力や意匠性を生かしたデザインが特徴。
鄭秀和氏と言えばamadanaだけど、
amadanaよりは、フィールドが事務用品な分デザインがそっけなくて、そこらへんが好き。
日本文具の日本らしさ、例えば「なんだか優しい感じ」とか「なんだか繊細な感じ」、
っていうのが増幅されててステキ。
こういうデザイナーズな雰囲気って、
どうしても消費の匂いがするもんだけど(amadanaはそういう意味で何とも)、
CDTはギリギリでそこをかわしてると思う。
今日は関東地方も雪が降るみたい。
最近、地元の金沢でもあまり雪が積もらなくなった。
僕が小学生の頃は数十cm積もるのは当たり前、僕の親父の頃は二階から出入りしてたそう。
正月に実家に帰った時もほとんど積もらず。
朝起きてカーテンを明けて外に雪が積もってるのを見つける時のワクワク、
これはやっぱり大人になっても変わらない。
明日、積もってるかなあ。