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先日、平塚の街を歩いた。
思ったより大きい街でびっくり。
そして商店街がとても充実している。
この街で7月1日から「湘南ひらつか七夕まつり」が始まります。
なんと今年で60回目。
日本の三大七夕祭りの一つ。
商店街の両脇から巨大な七夕飾りが伸びて、賑やかなトンネルを作ります。
その中の一つ、特に大きい飾りのデザイン及び制作に参加しています。
平塚の街を歩いてて気付いたこと。
駅前を中心に賑やかな通りが数本走ってるんだけど、
建っている建物の年代が幅広い。
新しいマンションもあれば、古い洋風のファサードを持ったビルもあれば、
板貼りの木造の商店もある。
それが、みんなさらっと並んでいるのだ。
風景が持つ時間の幅が広い。
東京と比べて。
都市部は場所に対するニーズが高いから、必然的に更新率が高くなる。
比較すると地方では当然更新率は低くなる。
思えば、この感覚は地方に行くといつも感じていた。
地元の金沢に帰る時も。
一方、京都では感じない。
その違いは、「残っている」のか「残されているのか」の違い。
当たり前のことなんだけど・・・
この「時間の幅(を持った風景)」を、なぜ僕らは「豊かだ」って感じるんだろう、
と考えると、
結局それは「多様性の正しさ」なんだ、と気付いた。
『時間的に多様な風景』。
地球の生物に多様性が必要なように、
組織の中で多様なキャラクターが必要なように、
僕らの食事に多様性が必要なように、
「多様性」という概念には、人間の根源的な豊かさが含まれている。
で、それは、時間軸においても適用されることなんだ。
古い建物や街並そのものが大事なわけじゃない。
新しい建物への更新そのものが悪いわけじゃない。
時間的な多様性が大事なわけで、それが失われることが問題なんだ、と。
もう全く当たり前のことを言ってるんだけど、
これは僕にとって少し大事な発見だった。
今、最近良く行く荻窪の6次元というカフェで、
中村文具展が開催されています。
昭和21年創業、平成22年閉店の中村文具店、
その倉庫から発掘された垂涎モノの文房具たちが並んでいます。
カウンターには最新の文房具であるiPadも。
古いモノはそれ自体が長い時間軸を持っている。
僕らはその軸の好きなところに意識をプロットすることができる。
その体験が豊かじゃないわけがない。
そういうことなんだな。
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