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シルバーウィークの最終日、
森美術館で開催中の「アイ・ウェイウェイ展ー何に因って?」に行ってきた。
アイ・ウェイウェイは中国のアーチストであり、建築家であり、社会評論家。
とにかく作品がみんな外を向いている。
内なるものと向き合って絞り出す、というのではなくて。
彼の中にものすごいパワフルな塊があって、
それが社会の状況や風景と化学反応して作品が生まれてる。
だからアイロニーも全然ねちっこくない。
『1杯の真珠』
『平行棒』
『茶の家』
『月の箪笥』
一番上の作品は『彩色された壷』。
新石器時代の貴重な壷に、工業用塗料をたっぷりかけて彩色している。
五千年前の古色豊かな模様やデザインは消されてしまってるけど、
壷本来の機能やフォルムは活かされている。
モノの価値は、表面にあるのか、見えないところにあるのか。
価値は視覚的なものに因るのか、歴史や意味に因るのか。
世の中ぜんぶフィクション、っていう話は以前、
エドワード・バーティンスキーの映画を観た時にも書いたけど、
そんな虚構をズバッと切り開いて、「この切口をあなた自分の眼で見てごらんなさい」、
って投げかけてるのが、アイ・ウェイウェイ。
ところで、「アイウェイウェイ」って、声に出すとびっくりするくらい滑らかに口から出てくる。
かなり体調が悪い時でも、ちゃんと言えそうな。
アイウェイウェイ。

写真は全て「アイ・ウェイウェイ展ー何に因って?」にて撮影されています。
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